【銘柄選定】様々な情報から優良株を探す方法

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こんにちは、Kosukeです。
今日は銘柄選定方法について書きます。

先日、こんな調子に乗ったtweetをしました。

https://twitter.com/Kosukeitou/status/1296953227083055104?s=20

銘柄選定が冴え渡ってきた感じ・・・?
今読み返しても恥ずかしいほどの大それた事を書いてしまって大変後悔していますが宣言しちゃいましたので言語化してみます。

今日はそもそも何をきっかけに銘柄を調べるのかについて解説します。国内には上場企業が4,000社弱あります。上から順に全て調べる訳にはいかないので、何かの情報をきっかけに調べます。

決算発表、チャート、ニュースリリースなど様々なきっかけとなる材料があります。勿論それらも参考にしますが、今日は少し違った観点から事例を紹介したいと思います。

前提

まず目線を揃えたいと思います。私の投資スタイルはキャピタルゲイン狙いです。インカムゲインはおまけです。なのでここではキャピタルゲインで利益を出すためにどのように考えているのかを紹介したいと思います。

もう少し具体的な話をすると、キャピタルゲインを得るために、今後好決算を出せるであろう企業に投資をします。今日はそういった銘柄を探し当てるためのきっかけを紹介します。

多くの情報をただ受け取るだけではなく、それらの情報から何らかの示唆を得て、投資に活かしたいという方向けの内容になります。

トレンド

ここで言うトレンドは一過性のブームのことではありません。メガトレンドと呼ばれるような世界の在り方そのものに影響を与えるような大きな動きのことです。メガトレンドによって人々の生活環境も、企業の事業環境も大きな影響を受けます。

現在、メガトレンドと呼ばれているものは例えば「都市化」「気候変動」「クリーンテック」「テクノロジー・シフト」「人口動態の変化」などです。これらは実証データの裏付けがあるので、ほぼ確実に起こると見ていいでしょう。これらメガトレンドが追い風となる企業、メガトレンドによって大ダメージを受ける企業など様々です。

例えば、「気候変動」の文脈で言うとウェザーニュース社などは追い風を受けるかもしれません。「クリーンテック」の文脈でガソリン車の走行を禁止するという法律が出来れば、トヨタも日産も大ダメージを受けます。TSLAは恩恵を受けますね。

ここまで読んでお気付きの方もいると思いますが、メガトレンドは未来の話ばかりではなく既に進行中です。今後さらに加速度的に進行していくものと思われます。その時にどの企業がどう影響を受けるのかを考えると非常に面白いですよ。

時系列での数字の推移

これめちゃくちゃ注目して見ています。各種統計のようなマクロデータでも、個別銘柄のチャートのようなミクロデータでも同様に注目するようにしており、毎月大量の図やグラフ、統計情報に目を通すようにしています。その際に下記3パターンの動きをしている情報を見つけた時は手を止めて考えます。

  1. 数字が右肩上がり
  2. 数字がある時点で極端に上がる
  3. 数字がある時点で極端に下がる

それぞれ何に使うか、また使う際の注意点など紹介します。

数字が右肩上がり

これは特に長期投資先を探す時に注目する形です。

右肩上がりの数字は今後も右肩上がりで上がっていくことが多いです。分かりやすい例で言うと、S&P500の長期チャートや世界の人口などが挙げられると思います。勿論、いつかのタイミングで右肩上がりが停滞したり反落することはあります。なので右肩上がりを支える根拠を理解する必要があります。

例えば、S&P500は米国企業の業績が支えているとします。(本当はもっと複雑ですが単純化します)
では米国企業の業績がなぜ良いのか。それは世界において、その時々で重要なモノを抑えているからです。例えば、戦後は石油や天然資源などを抑えました。次にインターネットによる革命が起こった際はOSを、そして現代ではデータを抑えようとしています。

このように各時代において重要なモノを抑えることで米国企業が成長を続け、S&P500も右肩上がりになっています。なので、データを抑えられなかった時はS&P500も長期的には停滞or下落するかもという予測がたてられます。逆を言うと、データを抑えられさえすれば右肩上がりが続くんじゃないかと予測することができます。

最近はインデックス投資は無思考にできると言われますが、このように右肩上がりにも根拠がある訳なので、その根拠が崩れていないかチェックする必要があります。インデックス投資もせめて1年に1回は思考するようにしましょう。

また、この話は各企業の業績でも同じです。右肩上がりで業績がいいのはなぜか。この問いに向き合うことで、いつまで株を持ち続けて良いのかを判断することができます。好業績の源泉を見極めましょう。

数字がある時点で極端に上がる

これは短期〜中期的に大きな利益をとれるきっかけとなることが多いです。

ある時点で突然数字が跳ね上がる時があります。跳ね上がった後の動き方としては、

・急激な上昇が続く
・緩やかな上昇が続く
・元の数字に戻っていく

のいずれかのパターンが多いです。

具体例としてばタピオカの消費量や、Zoomのユーザー数などイメージしやすいでしょうか。いずれもある時点で急上昇しましたが、これらがなぜ急激な上昇が起こっているのかを理解する必要があります。正しく理解しないと大火傷します。

まずタピオカの消費量。これは一過性のブームで急激に増えているだけで、いずれ元の消費量に戻ることが予想できます。なのでタピオカ関連銘柄に投資するにしても短期勝負です。長期で持てる銘柄ではないです。

一方でZoomのユーザー数はコロナが原因ですね。コロナが続く限り、基本的には右肩上がりでしょう。そしてコロナが落ち着いても、もう人々の習慣に組み込まれ生活に馴染んだのでユーザー数は維持できると考えます。つまり急激な上昇が続くか、緩やかな上昇が続くかのどちらかです。

どちらに転ぶかは競合企業との競争に勝てるか次第です。競合に勝つと思うなら急激な上昇に、競合に負けると思うなら緩やかな上昇に賭けたポジションを持てばいいのです。判断できない時はノーポジで。

数字がある時点で極端に下がる

これは短期で高確率でそれなりの利益を取れるきっかけとなることが多いです。投資としてはめちゃくちゃ美味しいのですが、あまり機会は多くないです。その分、見つけたら全力で投資します。

これは下方修正や不祥事による株価の一時的な下落が代表例です。
下方修正はなぜ起こったのか。一過性の原因で解決策も分かっている、解決できる可能性も高く、解決するのに時間がかからない。こういった場合は次回決算で業績が良くなる可能性が極めて高いです。

少し古いですが、サイバーエージェントの下方修正の例を紹介します。
2019年1月30日、順風満帆の事業運営をしていたサイバーエージェント社が営業利益を300億から200億に下方修正をしました。

当時のサイバーエージェントはAbemaTVへの巨額の先行投資を悪材料視され、2018年7月をピークに株価が下落傾向にありましたが、1月末の決算発表をきっかけに更に暴落しました。2018年7月13日に6,800円だった株価は、2019年2月8日には半分以下の3,140円の値段を付けました。

ここまで暴落するほどの悪材料だったのか非常に懐疑的でした。
決算資料を見ると下方修正の原因はコスト増でした。決して事業の調子が悪いわけではありません。同業の企業の業績も好調で、好景気に後押しされ今後の見通しも十分良かったのです。

更に当時、社長の藤田さんがブログでこんな発信をしました。

本日、この世で一番聞きたくない言葉「下方修正」を出しました。

https://ameblo.jp/shibuya/entry-12436315278.html

そして今このタイミングで下方修正を出した理由についてこのように説明しました。

1Qから大きく出遅れた中、本当に業績予想の見通しを達成できるのかと投資家に疑念を持たれながら残り9ヶ月という長い日々を株式市場で過ごすよりも、この段階で悪材料を全て出し尽くし、今後のニュースをポジティブなものにして日々過ごした方が結果として株価に良いのではと考えました。

最後にこう締めくくります。

今回の修正は、再スタートのラインです。
ここで身を引き締めて出直し、より強い会社になって、またしっかりと増収増益を積み重ねて行きたいと思います。

補足ですが藤田さんは創業社長です。
創業社長がいる企業で勤務経験がある方は分かると思いますが、創業社長の声は猛烈に強いです。創業社長である藤田さんが「今回で悪材料は出し切る」「コスト引き締めて、増収増益に向けて再スタートする」と発信したのです。

ここまで条件が揃ったので次の四半期決算に向けて買いだと判断できました。その後、3ヶ月ほどで株価は3,140円から4,700円まで戻しました。本当に美味しかったです。

他にはリクルートが学生の辞退率に関するデータを販売した際の株価下落。事業へ与える影響は非常に小さいにも関わらず結構下げました。その間、私は買い続けて株価が戻った時に利確しました。

このように必要以上に下げた際は買い時であることがあります。

また、株価に限らず何らかの数字が極端に下がった時も注目です。なぜなら人の需要の総量は同じだからです。例えば、外食産業の売上が落ち込めば配食サービスや自炊関連サービスが伸びます。ファミマの売上が下がればセブンやスーパーの売上が上がります。

政治

国策によって特定のセクターで大きく株価が上下することがあります。例えば、2019年に文科省がICT教育を推進することを決めた際は、教育銘柄がめちゃくちゃ上がりました。逆に菅官房長官が大手携帯キャリアは高すぎると言及したら大手3社の株価は急落しました。

このように政治と株価は密接に連動します。
そのため首相や政府、各大臣、各省庁は何に関心があるのか整理しておくと思わぬお宝を見つけることができます。次の新しい内閣が組閣された際は、【各大臣の関心事×担当省庁の関心事】が重複していることを調べてみることをオススメ致します。

リアル世界で得る情報

今まではどちらかと言うとデータなどを中心とした話でしたが、最後にリアル世界で得る情報の観点でお話をします。

自分が実際に見て触れる一次情報ほど最新の情報、かつ正確な情報はありません。
二次情報は良くも悪くも加工されています。また、情報を収集してから公開されるまでに数日~数ヶ月の時間を要しますので、情報の鮮度も悪いという特徴があります。

そして、二次情報は公開された瞬間、多くの人が目にしますので他者より先んじて行動するということも難しいです。株は有利な情報を早く手に入れた人の方がより多くの利益を手にします。その点でも二次情報は一次情報に劣ります。

なので皆さんにオススメなのは、自分で得た一次情報から何らかの示唆を得て、それを投資に活用することです。具体例として、下記ブログの「なぜ方針展開をしたのか」を是非ご覧ください。もみあげさんのtweetを見て、すぐに街の様子を見に行って投資スタイルの変更、及び銘柄選定基準の変更にも至ることができました。

今後の景気見通しと投資スタイルの変更について

もう少しシンプルな話で言うと、街を歩いていると、マクドナルドが凄く繁盛していた、吉野家が閑散としていた、駅周辺の再開発が凄く盛んに行われておりデベロッパーは●●社が多いなど個別企業の業績予想に役立つ情報は沢山あります。

これらは非常に有効な手段です。実際、機関投資家は衛星画像を用いて、原油生産量を見極めて原油価格のシミュレーションを立てたり、スーパーの来客数を計算するなど泥臭い手法によって投資のヒントを得ています。

参考記事:
衛星写真で景気が分かる、米投資家が頼るAIスタートアップ
Orbital Insight社というスタートアップの衛星事業の話です。非常に面白い。


以上です。
実は日常にも投資のヒントは沢山ありますし、情報をただ受け取るだけではなく、意図を持って接することで他の人が気付いていないヒントに気付くことができます。
まずは隠れたヒントをヒントと気付けることが非常に大事です。そうすることで他の投資家よりも一歩も二歩も先んじることができます。是非意識してみてください。

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https://note.com/kosu2020/n/nd102d329d5ae

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