
6月6日時点での配当利回りベスト5を紹介します。ただ紹介するだけだと価値がないので簡単な考察も入れてみました。参考になれば嬉しいです。
※以下ランキングは記念配など継続性がない配当は除いて利回り計算をした結果です。
1位 JT
もはやここ数年は高配当銘柄の代名詞となっているJTです。
・株価:2178円
・1株配当:154円
・配当利回り:7.07%
高配当ということで人気のJTですが、業績はお世辞にも良好とは言えません。健康志向の高まり、屋内禁煙、加熱式タバコ市場での出遅れと事業は不調です。ここ数年は増配を続けていましたが、連続減益が重なり増配も今期はストップ。

配当性向が89.6%と限界近くまできています。事業が上手くいかない以上、株価が上がる期待は薄く、将来的に減配のリスクもあるので正直微妙だと思います….。
2位 藤商事
パチンコやパチスロのメーカーさんらしいです。
・株価:741円
・1株配当:50円
・配当利回り:6.75%
株価は2010年頃から50円前後を推移しています。特に増配の気配もなさそうですね。株価が2018年1月の1500円弱から右肩下がり。パチンコ業界が縮小しているので将来性は….。
3位 ミクシィ
mixi懐かしいなー。
・株価:1744円
・1株配当:110円
・配当利回り:6.31%
ミクシィと言えば事業の柱はモンスト。ゲーム事業なので業績のアップダウンは激しいです。また、競馬サイトや競輪券売サイトを運営しているらしく、そちらが将来的には収益の柱になっていく気配があります。

株価は右肩下がりです。配当利回りで耐えながら競馬サイトやゲームで一発当たることを待つって感じでしょうか。ジリ貧な未来が見えます。
個人的にはモンストでV字回復した話は好きなのですが、朝倉さんもいないしモンストも競馬もやらないので応援買いもないかなー。
4位 ソフトバンク
SBGではなく携帯会社の方です。
・株価:1368円
・1株配当:86円
・配当利回り:6.29%
ようやく買える銘柄がきました!笑
インフラである携帯事業を3社で寡占状態ですので抜群の安定感です。最近は総務省もあまり突っ込んでこないですし、楽天も苦戦していますので当分この状態が続くと見ています。

増配が続いています。実はSBGはソフトバンクの66%強の株を保有しています。SBGにとってソフトバンクからの配当は大事な収入源です。減配の心配は不要でしょう。株価も大きく動かないです。少し安くなったタイミングで買うと利回り7%弱で多少のキャピタルゲインも見込めるのではないでしょうか。
5位 新日本建物
投資用マンションの販売などを手掛ける企業です。
・株価:352円
・1株配当:22円
・配当利回り:6.25%
ぱっと見た限り短期的には普通に良い会社に見えます。売上も順調に伸びており、営業利益・経常利益は連続2桁成長中です。インカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙える銘柄です。
しかし、日本は人口減が確実です。それを考慮すると長期的には不動産は厳しい事業だと見ています。長期保有は無し、数年程度なら有りって所感です。
魅力的な高配当銘柄はありましたか?
高配当だからと言って業績の見通しが悪い企業を買うのはオススメしません。業績悪化により株価の低下や減配が起こるためです。業績が良い、もしくは安定していて高配当ということであれば素晴らしい銘柄だと思います。
先日、決算書の読み方の解説記事を書いたので下記よりご覧ください。
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