因果ループ図を使った銘柄選定術

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こんにちは、Kosukeです。
投資において、「ホットな業界は見つけた。あとはどこの企業に投資するのかを見極めるだけ。しかし、ここから先がいつも難しい」という方には因果ループ図を使うことをオススメします。

因果ループ図とは

そもそも因果ループ図とは何か。
システム思考について勉強を始めると割と初期の方に出会うことが多いのではないでしょうか。

1つの要素(重要要素)の値の変化が、他の要素の値にどのように影響を与えていくか、複数の要素の関係がバランスをもたらすのか、あるいは拡大や衰退をもたらすのもかを描く。

参考文献:システム・シンキングトレーニングブック

要は、各要素がどのように関係をし合うのかを図示化したものになります。図としては非常にシンプルです。例えば人口の増減について下記のように表すことが可能です。

因果ループ図ー人口増加

人口が増えれば出生数が増えます。出生数が増えれば人口が増えます。
このままだと人口が無限に増えることになりますが、人口が増えると当然死亡数が増えます。それにより人口増加が抑制されます。加えて、人口が増えると土地や資源を巡って戦争が発生します。そうすると死亡数が増えます。それらを因果ループ図にまとめると下記のようなものになります。

因果ループ図ー死亡

このように物事の要素間での因果関係を簡単な図に出来るのが因果ループ図です。

銘柄選定に応用

この因果ループ図を銘柄選定に応用することができます
私は銘柄選定においては、事業が今後も好調になるのか、すなわち売上が伸び続けるのかを重視します。そのためには売上が増える構造を理解する必要があります。

例えば、最近私が投資しているEC事業だとこんな感じでしょうか。

売上=手数料収入を増やすためには購入数を増やす必要があります。
そしてその購入数を増やす方法は大きく2つ。

・アクティブユーザー数を増やす
・キャンペーンなどを打つ

後者のキャンペーンは購入数を一時的に増やしますが、コストがかかるため手数料収入が落ちます。また、需要の先食いをしている可能性も高いです。そのため、前者のアクティブユーザー数を増やす方が重要なんじゃないかなーと考えることができます。

じゃあアクティブユーザー数を増やすためには何が必要かも図を見ればすぐに分かります。

・競合が少ないこと
・新規登録者数が多いこと
 →広告費が多いこと
  →人件費などその他コストが低いこと(=粗利が高いこと)
・リピートユーザーが多いこと
・商品数が多いこと
 →テイクレートが低いこと

後は、この中で特に大事な要素を見極めて、それが好調な企業を探せば、売上を伸ばし続けられる企業を探すことができます。

また、投資後にその企業が順調なのかを継続的にモニタリングするにあたって、その判断をするための指標を見つけることが容易になります。


いかがでしょうか。
このように因果関係を理解することは株式投資、銘柄選定において非常に役に立ちます。

EC業界が好調なのは知っているが、Shopify、Amazon、Seaと様々な企業があるけど、何を買えばいいのか分からない。どこが1番成長するのか分からない。そんな時には各社の事業構造を理解して因果ループ図にまとめて整理することをオススメします。

ちなみにシステム思考について勉強するにあたっては下記書籍がオススメです。

以上です!
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https://note.com/kosu2020/n/n3517b64a8c30


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