【7月戦略】夏枯れ相場について検証してみた

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最近はコロナ第二波や米国大統領選挙の行方など、何かと理由をつけて株の乱高下が激しいですね。そんな混迷期ですが、慌てず冷静に取引を重ねていきましょう。と言うことで、2020年7月はどのようにして過ごせばいいのか過去10年以上のデータから見出してみました。

夏枯れ相場

7月から8月にかけては”夏枯れ相場”と呼ばれ、商いが非常に少なくなる傾向にあると言われています。背景には、この時期は機関投資家が夏季休暇を取得して避暑地で過ごしたり、国内だとお盆休みがあり、市場参加者が少なくなることがあります。

7月は休むべきなのか、それとも買うべきなのか検証してみました。

日本市場

商い

まずは取引数が減少するという噂から検証。本当に減るのでしょうか。

▼検証概要
対象:東証一部の取引
期間:2008年2月~2020年5月
n数 :148ヶ月分

これを各月ごとの1日あたりの平均売買代金にまとめたものが下記です。

日経売買代金

確かに7月と8月の1日あたりの取引金額は大きく下がっていますね。
1月の数字を基準においた時の各月の売買金額は以下の通り、7月は90.3%、8月は87.7%とかなり低い水準であることがわかります。

日経売買代金2

株価の騰落

次に肝心の株価についても、夏は本当に下がるのか検証してみましょう。
まずは全体的に騰落のどちらが多いのかみてみましょう。

▼検証概要
対象:日経平均
期間:2008年2月~2020年6月
n数 :149ヶ月分

日経騰落

上がる月が87/149(58.4%)とやや多い傾向にあります。
これを月ごとに並べてみましょう。

日経月別騰落

少しわかりにくいので月ごとに上昇する確率を見てみます。

日経騰落確率

ん?

\7月が1年通して3番目に勝率高い/

今まで、夏枯れ相場だ!7月は売りだ!って煽ってくる人に騙されていましたよ。ちなみに直近5年だけ見ると勝率80%です。

2019年:+1.2%
2018年:+1.1%
2017年:-0.5%
2016年:+6.4%
2015年:+1.7%

アノマリー的には7月はOKですね。
逆に8月は厳しそう。日本特有のお盆休みも影響しているのかな。
これが日本特有の動きなのか確かめるために米国市場も見てみましょう。

米国市場

NYダウ

まずはNYダウの月間騰落比率から見ていきましょう。
▼検証概要
対象:NYダウ
期間:2008年2月~2020年6月
n数 :149ヶ月分

NYダウ騰落

上がった月が98/149(65.8%)となりました。
月ごとに上昇する確率を見てみましょう。

NAダウ騰落確率

全体的にやばい。特に4月は過去13年において100%値上がりしています。毎年4月1日はNYダウを成買して、月末売るだけで倉建ちます笑
本題に戻りますが、7月も全体で2番目に勝率高いですね。

\7月は下がるって嘘やんけ/

ただ、8月は勝率が低くこれは日経とも同じ傾向。
ダメ押しにNASDAQも見ましょうか。

NASDAQ

▼検証概要
対象:NASDAQ
期間:2008年2月~2020年6月
n数 :149ヶ月分

NASDAQ騰落

上がった月が96/149(64.4%)となりました。NYダウと殆ど同じですね。
次に月ごとの上昇する確率。

NASDAQ騰落確率

\7月が1番勝率高いやんけ/


今回の検証で言えることは大きく3つあると思います。

1.日本市場、米国市場ともに7月は買い
2.日本市場、米国市場ともに8月は厳しい
3.日本市場より米国市場の方が勝率高い

  ※今回は値上がり率には触れていませんが、
   チャート見れば一目瞭然、確実に米国市場の方が高いです。

今後、したり顔で「7月は夏枯れ相場って言って薄商いになるから株価落ちるんだよ」って言ってくる人がいたらドヤ顔で論破してあげてください。

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