【8月_夏枯れ相場】株価はいつ回復するのか検証

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いよいよ7月下旬に差し掛かり、8月に向けてどんなポジションを取ろうか迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。今日は過去11年における8月の値動きを検証しまして、どのように動くべきなのか考察してみましょう。

先日、「夏枯れ相場は本当にあるのか検証」した記事を書いたところ多くの方にシェア頂きました。ありがとうございます! その際、どうやら8月は結構厳しいんじゃないかという結論を書かせて頂きました。

では8月は実際にどれくらい厳しいのか、また8月と言ってもいつ頃から厳しくなるのか気になるところですよね。以下にまとめてみたので参考にしていただけますと幸いです。

7月と8月の特徴

まずは7月と8月がどんな動きをするのか認識を揃えましょう。
(日本市場、米国市場それぞれ詳細に記載しておりますので、詳しくはこちらからご覧ください。)

7月

■特徴
・薄商い(1営業日あたりの売買代金が12ヶ月の中で2番目に少ない)
・勝率は高い(12ヶ月の中で3番目に勝率が高い)
・上記の傾向は特にNYダウやNASDAQにおいてはより顕著

7月月初に指数を買って、7月末に売ると高確率で勝てますよという結論でした。つまり夏枯れ相場って7月は当てはまらないねって話をしていたと思います。

8月

■特徴
・薄商い(1営業日あたりの売買代金が12ヶ月の中で最も少ない)
・勝率は低い(12ヶ月の中で2番目に勝率が低い)
・上記の傾向はNYダウやNASDAQにおいてお同様

日本特有のお盆休みなどありますが、米国市場においても同じく8月は弱い。8月こそ夏枯れ相場の本番で、負ける可能性が年間通してトップクラスに高くなる1ヶ月です。

8月の値動き

7月上がって、8月下がることは分かった。ただ、いつをピークに、いつまで下がり続けて、どの程度下がるのか。これが気になりましたのでもう少し詳しく調べてみました。

▼検証
期間:2009年〜2019年の8月(合計241営業日)
対象:日経平均

■日経平均8月ヒートマップ

日経平均8月ヒートマップ

上記は8月の1営業日目の株価から起算して、株価の騰落がどのように推移しているかを表しています。

例:2019年の1番下が8月1営業日目です。
  1営業日目の株価に対して、2営業日目は2.11%下落、3営業日目は3.81%下落しています。

視覚的に下記のように感じられたかと思います。
・青の方が多い
・濃い青は多いが、濃い赤は少ない

つまり
・8月1営業日と比較して下落している日の方が多い
・大きく下落する日は多いが、大きく上がる日は少ない
ということです。

折れ線グラフで表すとこんな感じになります。

8月の値動き

月初から比較して最終営業日に下落をしている年が7回。その内5%以上の下落をした年は3回でした。1番成績が良い2012年でさえ、2.29%しか利益がとれていないというかなり厳しい結果。

8月はいつ仕込むべきか

8月1営業日を起算日として、9月最終営業日までの値動きを見てみましょう。

1営業日目

10%以上落ちる年は2年ありましたが、10%以上あがる年は一切ないというのは怖いですね。そして、どうやら17〜22営業日あたりを底に上がり始めるような感じがありますね。
そのあたりで日経平均を購入した時のパフォーマンスを見てみましょうか。

17営業日目
22営業日目

整理してみましょう。
上記3パターンにおいて、9月最終営業日時点での勝率、及び平均リターンを計算してみました。

①8月1営業日目に購入する場合
勝率    :6/11 (54.5%)
平均リターン:99.23%

②8月17営業日目に購入する場合
勝率    :6/11 (54.5%)
平均リターン:102.67%

③8月1営業日目に購入する場合
勝率    :6/11 (54.5%)
平均リターン:102.25%

勝率はどこで購入しても同じですが平均リターンは最大で約3.4%異なりますね。1年で見ると3.4%は誤差に感じられるかもしれませんが、長年投資を続けると結構大きな数字になります。

そして機会損失の観点もあります。20営業日くらい期待値が低いものに投資するのであれば別のものに投資した方が良いです。


いかがでしたか?
ちなみに今年の8月17営業日目は8月26日です。

もし読者さんの中に、日経に積立投資をしているという方がいれば、8月17日営業日までは投資をストップするのも一手かもしれませんね。

勿論、個別の銘柄の値動きは別ですし、今年が例年通りの動き方をするとも限りません。あくまでも参考程度に留めていただけると幸いです。

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