【超優良銘柄分析】エムスリー(2413)

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記念すべき第1回はネットベンチャーの雄、エムスリー社を分析してみます。飽き性の私が何回続けられるか生暖かく見守って頂けると幸いです。

はじめに

初回ですので本シリーズを始めたきっかけについて少し触れさせてください。最近、Twitterでコロナ二番底や米国大統領戦を巡り、売り煽りが非常に増えているなーと思います。

そんなストレス抱えて投資するのしんどくないですか?

超成長銘柄に投資することで無意味なストレスから開放されます。特にコロナの文脈を抑えた銘柄に投資すれば、コロナはむしろ追い風になってくれます。

どういう視点で成長銘柄と判断していいか分からない

そんな方向けに、私がこの企業は伸びるぞと思った企業について超自由に主観70%客観30%くらいの比率で分析していきます。
長期投資への興味のきっかけや、企業分析の参考にして頂けると幸いです。

少し前フリが長くなってしまいました。是非お読み頂きまして、質問などあればDMやリプを貰えると嬉しいです。参考になったよという方はフォローや拡散を頂けると長期連載への意欲となります。

エムスリーとは

まず始めにエムスリーがどんな会社か抑えておきましょう。

■概要
創業  :2000年9月
従業員数:421名(2019年3月末現在)
     ※連結:6,024名(2019年3月末現在)
時価総額:3.02兆円
売上  :120,963百万円(2020年3月期実績)
営業利益:34,337百万円 (2020年3月期実績)
事業内容:医療関連サービスの提供

時価総額が3兆円を超えたとは驚きです!つい数ヶ月前は2.5兆円くらいだった記憶があります。下記は月足のチャートですが非常に綺麗な右肩上がりです。

チャート_エムスリー

そして6/19終値での時価総額では国内42位。同じネット系ですとZホールディングスが55位(2.4兆円)、楽天が95位(1.3兆円)と続きます。

時価総額

ちなみに同社のミッションは「インターネットを活用して、健康で楽しく長生きする人を一人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと」です。

めちゃくちゃ良い!!!
共感しまくれるし、是非そのミッションを実現頂きたいです!!!

では具体的にどんな事業を展開しているのでしょうか。

事業概要

コア事業はメディカルプラットフォーム事業です。
そのメディカルプラットフォーム事業の中核が「m3.com」という医療情報サイトの運営や「MR君」というサービスです。MR君とは製薬企業のMRと病院の医師をつなげるプラットフォームです。医療情報や医薬品情報をネット上で受け取れるということで評価が高いようです。

このメディカルプラットフォーム事業が売上512億円、利益192億円でいずれも昨対で25%水準で成長しています。本事業は創業事業ですので、20年運営しているのですが、それがこの成長率というのは驚異的です。

上記以外にも病院経営コンサルティングや在宅医療プラットフォーム、医療従事者の転職支援サービスなど医療に関する様々な事業を展開しています。

強み

強み

私が超主観で見た限り以下3つの強みを持っていると思います。

圧倒的なシェア

国内には約30万人の医師がいるそうですが、そのうち28万人以上が「m3.com」を利用しています。この28万人の医師ユーザーを保有していることが圧倒的な強みです。

医師を抱えることで、病院や製薬会社などに高単価な商材の販売機会を作ってしまったわけです。実際にエムスリー社はこの医師ユーザーを起点にMR君や転職サービスなど様々なサービスを展開することができ、ビジネスとして非常に強い好循環を生んでいます。これは他社がマネしようと思っても簡単にマネできないです。

粘着性の高い高単価商材

エムスリー社は業界の負を的確に捉える力と、サービス設計力が圧倒的なんでしょうね。同社の商材は単価が高いものが多く、いずれのサービスも粘着性が高いのが特徴です。

例えばメディカルプラットフォーム事業を見てみます。

2006年
利用企業数:21社
売上   :0.9~1.5億(1社あたり)

2015年
利用企業数:30社
売上   :4億円(1社あたり)

2019年
利用企業数:70社
売上   :5億円(1社あたり)

凄まじいです。
1社あたりの売上5億円ですよ。しかも年々増え続けています。これは2つの背景があると推測します。

1つ目はマーケティング費のシェアを競合他社から奪い続けていること。それが意味することは「エムスリー社の商材は他社よりも広告効果が高い」ということ。これは簡単に覆るものではないので今後も単価は上がり続けることが想像できます。

2つ目はMRを代替していること。最近は製薬・医療機器メーカーともにMRを減らしています。理由は端的に言うと費用対効果が悪いからです。
最近は新薬ががんや難病など高い専門性を求められる種類での開発が増え、一般的なMRが扱えないようになってきているそうです。ジェネリック医薬品の台頭もあり、薬価が下がりMRの人件費を払っていてもペイしなくなってきたという訳です。そういう背景でMR君の利用が増えているのではないかと推測します。

特に2点目については、業界構造上、今後もより一層加速する動きだと思いますので、同社事業の見通しは非常に良いと考えています。

優秀な創業社長と社員

最後は人の側面です。
過去にこちらの記事でも言及しましたが創業社長がいる企業は強いです。エムスリー社がどうかと言うと、、、創業社長の谷村格さんは私なんかが言うのも烏滸がましいですが、別格で優秀でいらっしゃると思います。

新卒で世界一のコンサルティングファームであるMcKinseyに入社。10年ほどでパートナーに昇進。その後、エムスリーを創業されています。そして創業20年で3兆円企業に。

冷静にやばいですよね。(語彙力)

そして私の友人が何人か在籍していますが皆優秀です。社風は実力主義で、能力や実績が評価されれば報酬も高く、従業員の士気も非常に高いとのこと。

これは個人的な拘りですが、業績が良くても評価・報酬制度が悪く、従業員から搾取している企業には投資しないことに決めています。確かに企業は株主のものですが、そこで働く人も報われる企業でないといけないです。
従業員の士気が下がれば業績悪化や不祥事に繋がりますし、優秀な社員ほど転職してしまいます。そんな企業に未来はないです。

伸び代

伸び代

海外事業

先程、国内の医師ユーザー数は28万人に登ると紹介しました。では海外の医師ユーザー数はどうでしょうか。

\500万ユーザー突破/

ふーん。すごいじゃん。

前述した通り、エムスリー社はこの医師ユーザーを起点に様々なビジネスを展開させています。海外でも同様のスキームが通用するのであれば恐ろしい潜在力を持っています。

事実、海外事業は順調に成長していて、ついに売上で50億円を突破しています。Webサービスで海外で成功している日本企業は殆どいないので頑張って欲しいですね。

医療のDX化

他業界と同じく医療業界においてもDX化のニーズは強いです。
特にレガシーな経営をしている病院も多く、入り込める余地は非常に大きいのではないかと考えています。

同社は「MR君」を筆頭に、電子カルテやLINEヘルスケアを通じたオンライン診療など多数のサービスを展開しています。これらが今後花咲かすとすれば、第二、第三の成長の柱となり更なる飛躍が期待できます。

コロナの影響は?

Good

・m3.comへのアクセス急増
医師が積極的に情報収集を行った結果、2020年4月は昨年対比で約1.6のアクセス数になったとのこと。医師にとっての情報インフラとしての絶対的な地位を確立しているという証拠じゃないでしょうか。

これは中国、英国、米国で展開している同様のサービスでも同じ動きですので海外事業のさらなる発展にも期待ができます。

・マーケティング支援事業に追い風
7割強の医師が「MRによる訪問の抑制を望んでいる」とのアンケート結果があります。これは2020年2月28日実施のアンケート結果ですので、コロナ後は更にニーズが強いのではないでしょうか。

結果として製薬会社へのマーケティング支援事業は軒並み業績を大きく伸ばしています。

Bad

治験や転職支援事業には悪影響がでています。
しかし、これらは需要が無くなるわけではないです。コロナが落ち着けば需要は復活しますのでいずれ売上貢献するでしょう。

業績

最後に業績の推移も抑えておきましょう。

はい。何も文句ありません。以上!


企業分析の初回はいかがでしたか?
初回ということで私も様々な観点で書いてしまい2時間以上の時間をかけてしまいました。今後過不足を修正してフォーマット化していこうと強く思います笑

是非皆様の感想など聞かせてください。

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